プロファイル適用性: レベル1
読み取り専用ポートを無効にします。
Kubeletプロセスは、メインのKubelet APIに加えて読み取り専用のAPIを提供します。この読み取り専用APIには認証されていないアクセスが提供されており、クラスタに関する潜在的に機密情報を取得する可能性があります。
注意
注意
デフォルト値についてはAmazon EKSのドキュメントを参照してください。

影響

読み取り専用ポートの削除には、それを使用していたすべてのサービスをメインのKubelet APIを使用するように再構成する必要があります。

監査

  1. Kubelet構成ファイルを使用している場合、authentication: anonymous: enabledが0に設定されていることを確認してください。
  2. 該当するノードにSSH接続します。各ノードで以下のコマンドを実行して、適切なKubelet設定ファイルを見つけてください。
    ps -ef | grep kubelet
    上記のコマンドの出力は、Kubeletの設定ファイルの場所である--config/etc/kubernetes/kubelet/kubelet-config.jsonに似たものを返すはずです。
  3. Kubeletの設定ファイルを開く:
    cat /etc/kubernetes/kubelet/kubelet-config.json
  4. --read-only-port 引数が存在し、0に設定されていることを確認してください。
  5. --read-only-port引数が存在しない場合、--configで指定されたKubelet設定ファイルがあることを確認してください。ファイルにreadOnlyPortエントリがある場合、それが0に設定されていることを確認してください。

修復

Kubeletの設定ファイルを変更する場合、kubelet-config.jsonファイル/etc/kubernetes/kubelet/kubelet-config.jsonを編集し、以下のパラメータを0に設定してください:
"readOnlyPort": 0
実行可能な引数を使用する場合は、各ワーカーノードの kubelet サービスファイル /etc/systemd/system/kubelet.service.d/10-kubelet-args.conf を編集し、以下のパラメータを KUBELET_ARGS 変数文字列の末尾に追加してください。
--read-only-port=0
各修復ごとに、kubeletサービスを再起動し、システムに基づいてステータスを確認してください。
systemctl daemon-reload
systemctl restart kubelet.service
systemctl status kubelet -l