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複数のスタンドアロン Deep Discovery Analyzerアプライアンスを配置および設定して1つのクラスタを形成することで、フォールトトレランス、パフォーマンスの向上、またはそれらの両方を実現できます。
ご使用環境の要件と使用可能なDeep Discovery Analyzerアプライアンスの数に応じて、次のクラスタ設定を使用できます。

クラスタ設定

クラスタ設定
説明
高可用性クラスタ
高可用性クラスタでは、1つのアプライアンスがアクティブなプライマリアプライアンスとして、もう1つのアプライアンスがパッシブなプライマリアプライアンスとして機能します。アクティブなプライマリアプライアンスでエラーが発生し回復できない場合、パッシブなプライマリアプライアンスは新しいアクティブなプライマリアプライアンスとして役割を自動的に引き継ぎます。
負荷分散クラスタ
負荷分散クラスタでは、1つのアプライアンスがアクティブなプライマリアプライアンスとして、その他の追加のアプライアンスがセカンダリアプライアンスとして機能します。セカンダリアプライアンスはパフォーマンス向上のため、アクティブなプライマリアプライアンスによって割り当てられた送信を処理します。
注意
注意
Deep Discovery Analyzerのすべての機能が負荷分散環境で正しく動作するように、プライマリアプライアンスとセカンダリアプライアンスが互いに通信できることを確認してください。
負荷分散機能を備えた高可用性クラスタ
負荷分散機能を備えた高可用性クラスタでは、1つのアプライアンスがアクティブなプライマリアプライアンスとして、もう1つのアプライアンスがパッシブなプライマリアプライアンスとして、その他の追加のアプライアンスがセカンダリアプライアンスとして機能します。アクティブなプライマリアプライアンスでエラーが発生し回復できない場合、パッシブなプライマリアプライアンスはアクティブなプライマリアプライアンスとして役割を引き継ぎます。セカンダリアプライアンスはパフォーマンス向上のため、アクティブなプライマリアプライアンスによって割り当てられた送信を処理します。
詳細については、「Deep Discovery Analyzerインストールガイド」を参照してください。
次の表は、使用可能な設定モードと関連付けられたアプライアンスの動作を示しています。

クラスタ設定モード

設定モード
説明
プライマリ (アクティブ)
  • 管理コンソールに完全にアクセスできます。
  • すべての設定を保持します。
プライマリ (パッシブ)
  • 管理コンソールにアクセスできません。
  • アクティブなプライマリアプライアンスの設定に基づいて自動的に設定されます。
  • スタンバイ状態
  • アクティブなプライマリアプライアンスでエラーが発生し回復できない場合、アクティブなプライマリアプライアンスとして役割を引き継ぎます。
  • 送信を処理しません。
セカンダリ
  • アクティブなプライマリアプライアンスの設定に基づいて自動的に設定されます。
  • IPアドレスまたは仮想IPアドレスを使用してアクティブなプライマリアプライアンスを特定します。
  • パフォーマンス向上のため、アクティブなプライマリアプライアンスによって割り当てられた送信を処理します。
  • 管理コンソールには設定可能な設定を含む画面のみが表示されます。アクセス可能な画面は次のとおりです。
    • [仮想アナライザ][サンドボックス管理][ネットワーク接続]
    • [仮想アナライザ][サンドボックス管理][macOS向けサンドボックス]
    • [管理][アップデート][HotFix/Patch]
    • [管理][アップデート][ファームウェア]
    • [管理][統合製品/サービス][SAML認証]
    • [管理][システム設定][ネットワーク]
    • [管理][システム設定][ネットワークインタフェース]
    • [管理][システム設定][HTTPS証明書]
    • [管理][システム設定][クラスタ]
    • [管理][アカウント/連絡先][アカウント]
    • [管理][システムログ]
    • [管理][システムメンテナンス][ネットワークサービス診断]
    • [管理][システムメンテナンス][電源オフ/再起動]
    • [管理][システムメンテナンス][デバッグ]
    • [管理][ライセンス]
注意
注意
負荷分散クラスタまたは負荷分散を行う高可用性クラスタを使用する環境では、Deep Discovery Analyzerはアクティブなプライマリアプライアンス上で仮想アナライザのスループットを自動的に調節して、システムリソースの消費を抑えます。